台風19号による千曲川の氾濫で、長野市内の線路や車両センターが浸水した北陸新幹線。全体の3分の1にあたる10編成120両が水に浸かり、全て廃車となることが決まっている。
先月25日に全線での運転を再開したが、「かがやき」は通常の9割程度、「あさま」は通常の7割程度の本数で運転をしている。
JR東日本とJR西日本は今月15日、北陸新幹線の今月30日以降の暫定ダイヤを発表した。
今月30日(土)以降は、東京~金沢間の直通列車は被災前と同じ本数での運転となる。
これに伴い、東京~長野間の「あさま」の運転本数を、上りが12本から15本に、下りが11本から15本に増やし、来月27日(金)以降は「あさま」を上下線ともに更に1本ずつ増やして運転する。
●かがやき(東京~金沢)
・通常 上り10本 下り10本
・現在(10月25日~11月29日) 上り9本 下り9本
・11月30日~12月26日 上り10本 下り10本
・12月27日以降 上り10本 下り10本
●はくたか(東京~金沢)
・通常 上り14本 下り14本
・現在(10月25日~11月29日) 上り14本 下り14本
・11月30日~12月26日 上り14本 下り14本
・12月27日以降 上り14本 下り14本
●あさま(東京~長野)
・通常 上り17本 下り17本
・現在(10月25日~11月29日) 上り12本 下り11本
・11月30日~12月26日 上り15本 下り15本
・12月27日以降 上り16本 下り16本
●つるぎ(金沢~富山)
・通常 上り18本 下り18本
・現在(10月25日~11月29日) 上り17本 下り18本
・11月30日~12月26日 上り18本 下り18本
・12月27日以降 上り18本 下り18本
なお、11月30日(土)~12月26日(木)までの暫定ダイヤでは、一部の「あさま」が運休のため、上越新幹線の一部の「とき」が本庄早稲田駅に、北陸新幹線の一部の「あさま」が安中榛名駅に臨時停車する。
上越新幹線の臨時列車の「たにがわ」は、今月30日以降からおよび来月27日以降からの暫定ダイヤでも運転する。
そして、年末年始の臨時列車の本数とダイヤも発表された。
●12月28日~30日に発車する下り列車
・かがやき 45本(前年比83%)
・はくたか 42本(前年比100%)
・あさま 69本(前年比82%)
●来年1月3日~5日に発車する上り列車
・かがやき 48本(前年比89%)
・はくたか 42本(前年比100%)
・あさま 69本(前年比92%)
去年より運転本数が減るため、例年以上の混雑が予想される。
東京~高崎間のみの利用なら、北陸新幹線ではなく上越新幹線を利用することで、本当に北陸新幹線を利用したい人を優先させることが出来るほか、混雑緩和なども期待できる。
ダイヤなど詳しい事については、JR東日本のホームページをどうぞ。