ここ最近、深夜にサイクリングをするようになった。
深夜となると、車通りは少なく、歩いている人はほとんど見掛けない。
暗闇から人が出てくるとドキッとするし、深夜に歩いている人の多くは動きが不自然(笑)。
今日は、昨夜のサイクリング中にあった出来事を話そうと思う。
目次
1 パトカーを追い掛けたら道に迷った
アパートを出発して数十秒後、僕の前をパトカーが通って行った。
そこで僕はふと思った。
「パトカーの後ろを付いて行って、いつもどこをパトロールしているか見てみよ」
僕は急いでパトカーを追い掛けたが、カーブでパトカーの姿が見えなくなり見失ってしまった。
とりあえず、一番大きな道路を走ってパトカーを探したが、見つけることは出来なかった。
そのうちに駅に着いた。
タクシーが数台止まっていたロータリーをぐるっと回って、通ったことの無い道を進んだ。
前から走ってきた1台の車。ドアに「防犯パトロール」などと書かれていた。
僕はその車を横目で見たら、その車がUターンをして僕と同じ方向を向いて止まった。
「何か怪しまれている・・・」と思いながら走っていたが、別に追い掛けてくる訳でも無かったため、路地に入って姿を眩ませた。
2 国道を走っていたらパトカーが・・・
その後、街灯が多くて明るい国道を走っていた。
走っていて、ふと、左にある店の駐車場にセダン型でホイールが特徴的な車と、同じくセダン型の車の2台が気になった。
そのうち1台は、スモールライトが点いていた。
見た目で判断するのは良くないが、ちょっと怖い雰囲気というかヤクザ系の雰囲気が漂っていて、三度見くらいしながらその場を去った。
そして、その反対側の店の駐車場を見たら、そこにはパトカーが止まっていた。
僕はガン見してしまった(笑)。そこにいたのかと・・・。
スピードの出しやすい直線道路でもあるため、スピード違反の車の取り締まりをしていたのだろう。
3 ラブホから出てきた若いカップル
パトカーの前を通り過ぎてしばらく走っていたら、ラブホから若いカップルが出てきた。
ラブホを出入りしている人を見ることはほとんど無いから、見た時には何か変な気持ちになった(笑)。
前方の信号は赤。
僕は減速しながらカップルに近づいていく。
2人は周りに人がいるとは思っていなかったのだろう。
会話が聞こえてきたが、リアルすぎて引いてしまった。
「気持ち良かったね」「楽しかったね」
ガッツリ聞いてしまった。
2人との距離がどんどん近くなってくる。
2人に僕の存在を知らせるにはどうすれば良いのか。僕の取った行動は・・・
「ゴホンゴホン」
咳をした瞬間、2人は揃って僕の方を見た。そして、信号が青になるまで長ーい沈黙の時間があった。
4 来た道をUターン
カップルの姿が見えなくなったところでUターンをして、来た道を戻った。
カップルは道路を渡っていたため、すれ違いざまに2人の顔を見てみた。
あの感じだと20代だろう。
深夜12時半頃にホテルを出てきた2人。あの後、どこに行ったんだろうね(笑)。
来た道をさらに戻って、さっきパトカーが止まっていた辺りに来たが、パトカーの姿が無かった。
と思ったら、僕が怪しいと思っていた2台のセダン型の車が止まっている駐車場にパトカーがいた。
2台の車の様子を見たのか、その2台も警察車両だったのか・・・。
数十分後にもう一度、同じ場所を通ったが、その時にはパトカーもセダン型の車も止まっていなかった。
5 まとめ
1時間ほどのサイクリングだったが、非常に内容の濃いものだった。
印象的だったのは、やはりラブホから出てきたカップルかな(笑)。
2人が出てきたところや会話、顔を鮮明に覚えている。
忘れたいけど、場所といい出来事いい印象的すぎて忘れられない。
ま、「お幸せに」といったところだろうか(笑)。