スマホが主流の昨今。
そんな中、地方空港を中心に、保安検査を済ませた人だけが入場できる登場ロビーと、一般の待合ロビーとの間で会話ができる「別れ」の電話が設置されている。
宮城県の仙台空港。ここには「また逢う日まで」として電話が設置されている。搭乗ロビーと一般ロビーとを仕切るガラスの両側に設置されている電話機。ガラスの向こうの人と受話器を通して会話できる。
ガラス越しにお互いの顔を見ながら会話ができるこの電話。お盆や年末年始になると、おじいちゃん・おばあちゃんと孫が会話している。
その他にも、若い恋人同士が利用している。見ていると、なぜかこっちが恥ずかしい(笑)。
このような電話機は、地方空港ではよく設置されていて、「またネ.コール」という名で設置されている愛媛県の松山空港。職員でも分からないくらい昔から設置されているらしい。
「もしもしコーナー」という名で設置されている北海道の函館空港では、平成17年に設置された。『保安検査を終えても、出発の直前まで声を聞いていたい』という意見から設置されたとのこと。
宮崎空港や秋田空港にも設置されている。秋田空港は最近、撤去されたと聞いたが・・・。
スマホが普及し、SNSでささっと連絡を取ることが出来る時代。それにもかかわらず、こうやって電話機が設置されている空港。
便利な時代だからこそ、自分の思いや気持ちを相手の顔を見て伝える。この電話は、その大切さを感じることが出来るものになっているね。
今は何でもかんでもスマホだからな・・・。時代だ・・・。