岩手県では、今月に入ってから新型コロナウイルスの感染者が急増している。
クラスターが相次いで発生しているほか、感染経路を追う事ができないケースも出てきた。
県は「先週末あたりから潮目が変わった」との認識を示し、危機感を強めている。
目次
1 相次ぐクラスター 今日も新たに1件発生
岩手県では一昨日、盛岡市の飲食店「海鮮季節料理おおいし」と葛巻町の「盛岡中央消防署葛巻分署」でクラスターが発生したと発表。
盛岡市はこの飲食店の利用客を特定できない恐れがあるとして店名を公表。
今月2日(月)~9日(月)の間に店を利用した人には、近くの保健所に相談するよう呼び掛けている。
そして今日、盛岡市内の別の飲食店でもクラスターが発生したと発表し店名を公表。
飲食店名は盛岡市大通二丁目の「ヌッフ・デュ・パプ」。
10月24日(土)~11月11日(水)の間に店を利用した人は、近くの保健所へ相談するよう呼び掛けている。
2 軽症者向け宿泊療養施設を稼働へ
今月に入ってから感染者の急増が見られる岩手県。
現時点では医療体制がひっ迫している状況ではないが、今月に入ってから感染者が急増しクラスターも発生していることから、今後、医療体制がひっ迫する恐れがある。
そのため、明後日15日(日)から、無症状や軽症の患者の療養先として宿泊療養施設の1ヶ所を稼働させることを決めた。
施設への入所の流れは、感染が確認された後、一旦、医療機関に入院したあと、医師の判断で施設へ入所となる。
施設は明後日から85室で稼働を始め、施設には2人の看護師が常駐する。
3 まとめ
全国で見ても感染者は増加している。
今日は全国で1700人以上の感染者が確認されていて、過去最多を更新している。
基本的な感染対策は確実に行う事とし、飲食店での飲み会などは控えた方が身のため。
そう思いながらも、国はGoToキャンペーンを実施していて良く分からない。
春の緊急事態宣言の時よりも酷い状況の今、なぜ、旅行や食事を推奨しているのだろうか・・・。