昨夜、静岡県の伊豆半島に上陸した台風19号。関東や東北を通過して、正午に日本の東の海上で温帯低気圧に変わった。
台風19号は広い範囲に大きな爪痕を残した。関東甲信越・東北に大雨特別警報を発表して、命を守る行動を取るよう呼び掛けた。
ただ、記録的な雨に見舞われたため、各地で川の堤防が決壊・氾濫した。
16時現在、福島県の宇田川・新田川・夏井川・阿武隈川上流、宮城県の吉田川、茨城県の久慈川、栃木県の荒川・蛇尾川・田川・永野川・秋山川、埼玉県の入間川、長野県の千曲川で氾濫発生情報が出ている。
堤防の決壊や越流により、広範囲で住宅などの浸水被害が発生している。そして、今もなお、警察・消防・自衛隊などによって救助活動が行われている。
長野市にある北陸新幹線の車両センターでは、近くを流れる千曲川の堤防が決壊し10編成の車両が水に浸かった。
北陸新幹線の車両の3分の1が被害を受けたため、今後の運行に大きな影響が出るのは必須だ。全線での運転再開のメドは全く立っていない。金沢ー富山の「つるぎ」は通常通り運転している。
僕の住んでいりアパートのすぐ脇を流れている川も、昨夜遅くに氾濫した。
初めは分からなかったが、近所の住民が大声で叫んでいて外を見たら、道路が冠水し始めていた。
日付が変わって今日になってからは一段と雨が強まり、川の水位は上昇してアパートの駐車場も水に浸かり始めた。
外に出て深さを測ったらひざ下くらいまでだった。川に架かっている橋は水没して濁流に飲み込まれていた。
雨風が収まった午前6時半過ぎ、氾濫した川を見たら水位がかなり下がっていた。数時間前は溢れていたのに・・・。
午前7時過ぎ、市の西部が水に浸かっているとの情報が入り、9時過ぎからクロスバイクで市内や隣接する利府町や仙台市を回ったら・・・。
あれ?道路の様子が・・・。
何だこれ?道路が稲刈り後の細かい稲でベットリ・・・(上手く表現できないけど稲を細かくしたアレ(笑))。
僕が想像していたものをはるかに超えていた。いつも通っている道路が水や細かい稲に覆われていた。向こう側に抜けることが出来ない。
別ルートで利府方面に向かおうとするが・・・。
利府JCT付近の道路も冠水。奥に見える白くて長い建物は新幹線の車両センター。
ちょうど利府町役場の職員が到着して被害状況を把握していた。迂回路を聞いて走ったが・・・。
間違った道を来てしまった。他にも車が走っていて、田んぼのあぜ道でUターンしていた。
右の建物は新幹線の車両センター、奥の高架橋は仙台北部道路。高速道路は災害通行止めになっていたが、緊急車両がサイレンを鳴らして走っていた。被害の大きさを感じた。
高架橋がクロスしているあたりが利府JCT。
いつもは車が絶え間なく走っているが、今日は緊急車両のみ。震災以来の光景だ・・・。
今日はここまで。
この現状をすぐに伝えたいが、想像を超える広さで浸水被害が発生していて、一気に紹介することが出来ない。数回に分けて紹介する予定。