日本付近に強い寒気が流れ込んでいる影響で、新潟県や北陸で積雪が急激に増えている。
明日にかけて雪が降り続く見込みで、さらに積雪が増える恐れがある。
交通障害や雪崩、建物の倒壊、屋根からの落雪、停電などに厳重に警戒するように。
目次
1 新潟・北陸で積雪が急増
新潟県や北陸には、発達した雪雲が次々と流れ込んでいる。
富山市では今日、35年ぶりに積雪が100㎝を超え、17時には123㎝に到達した。
福井県大野市では、17時までの6時間で31㎝の雪が降った。
日本有数の豪雪地帯である新潟県内でも積雪が急増している。
新潟県上越市・高田では12時間で71㎝の雪が降り、観測史上1位の値を更新。
同じく新潟県上越市の安塚では、24時間で111㎝の雪が降った。
この後も雪は降り続く。
明日夕方までの24時間に降る雪の量は次の通り。
●新潟県:100㎝
●北陸:80㎝
●岐阜県:70㎝
●近畿:60㎝
●東北:50㎝
●中国地方:40㎝
●九州北部・長野県:30㎝
●四国:25㎝
引き続き、交通障害や雪崩、建物の倒壊、屋根からの落雪、停電などに気を付けるように。
2 大雪の影響で河川の水位が上昇
大雪の影響により、水位が上昇している河川がある。
18時現在、富山県魚津市を流れる鴨川で氾濫危険水位を超えている。
これは、除雪した大量の雪が川に流れ込んでいるからである。
また、消雪設備の稼働によって地下水の水位が低下しているとして、富山県は富山市の一部地域に「地下水位低下注意報」を出している。
消雪のために地下水を利用しているため、地下水位がこのまま低下すると消雪設備た停止する恐れがある。
地下水の利用は控えるなど節水を心がけるように。
3 雪国に暮らす人はたくましい
雪がそれほど積もらない地域の人からすると、雪で生死を彷徨う状況になる事がが想像できないと思う。
一晩で腰辺りまで雪が積もっていて、玄関から外に出られない状況を想像してみよう。
そんな状況でも仕事や学校に行っている。
出勤前に家の庭の除雪をして、出勤したら会社の駐車場の除雪をして・・・。
雪の少ない地域がいかに恵まれている事か。
朝起きてからの重労働があるか無いかは大きな違い。
雪国に住んでいる人はたくましい。