東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から今日で10年。
復興は着実に進んでいるが、福島県を中心に今も全国で4万人以上が避難生活を送っている。
今日までの10年、今日からの10年。何を考え、どう行動するべきなのか考えよう。
目次
1 10年前の今日の出来事
2011年3月11日午後2時46分。
三陸沖でマグニチュード9.0の巨大地震が発生した。
東北や関東の沿岸には、高さ10mを超える津波が押し寄せ、壊滅的な被害を受けた。
これまでに確認された死者・行方不明者は1万8425人、震災関連死を含めた死者・行方不明者は、少なくとも2万2200人に上る。
2 「10年」は区切りなのか
東日本大震災の発生から今日で10年が経った。
「10年」は区切りなのだろうか。
SNSで「10年は区切りではない」という言葉を見掛けた。
被災者や大切な人を亡くした人にとって、「10年」は通過点に過ぎない。
また、復興への関心が薄れたり、支援が減ることへの懸念の声も多い。
長期的な支援を続けていく事も大切。
3 今日の被災地の様子
僕は今日、宮城県仙台市の荒浜地区と名取市の閖上地区に行ってきた。
撮ってきた写真を少しだけ紹介する。
震災遺構の仙台市立荒浜小学校。
仙台市の荒浜海岸。海を見つめる老夫婦。
宮城県名取市の閖上地区にある「名取市東日本大震災慰霊碑」。
4 最後に
今日が誕生日の人、結婚記念日の夫婦、何かお祝い事がある人、おめでとうございます。
今日は「祈りの日」ではあるが、だからといって「お祝いをしてはいけない日」ではない。
人それぞれ、いろんな想いを持って今日を迎えた。
東日本大震災から10年。
あの日を忘れないことが、一番の防災かもしれない。