今月3日、茨城県土浦市にあるサイクリングロード「つくば霞ヶ浦りんりんロード」で、自転車9台が転倒し8人が重軽傷を負う事故が発生した。
茨城県土浦土木事務所は4日、コースの約10ヶ所にスリップに注意するよう呼び掛ける看板を設置。
事故現場付近は当面通行止めとし、利用者は脇道の車道を利用してもらうようにしている。
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1 知事は改善するように意見していた
先月5日、茨城県の大井川知事がコースを走り、「カラー舗装をしている道は滑りやすい」と改善点を上げていた。
事故はカラー舗装している地点で発生。
雨で濡れていた路面で1台が転倒。避けようとした後続車も転倒した。
現場付近は当面の間、通行止めにしていて、脇道を利用するよう呼び掛けている。
2 路面のカラー舗装で「ぬめり」発生
事故現場の路面舗装は、大井川知事が改善を求めた地点と同じ整備手法だったこと分かった。
サイクリングロードで整備されたものは、アスファルト舗装した路面にコールタールを乗せる手法。
県土浦土木事務所は、コールタールに付着した物質が「ぬめり」となって、転倒の原因になった可能性があると見ている。
このため、事故現場と知事が改善を求めた地点を含む1.5kmの区間で同じ手法が用いられているため、この区間で5日、ぬめりを高圧洗浄で除去する作業を開始。
県土浦土木事務所によると、実際に走った知事からの指摘を受けて県庁と対応を協議していた最中、事故が発生したという。
3 まとめ
僕もクロスバイクでサイクリングをするため、路面状況はいつも気にしながら走っている。
この話と似ているが、急カーブで注意を促すカラー舗装も、雨が降って濡れていると滑りやすい。
危険防止のためにしているカラー舗装で滑りやすくなるのはおかしな話。
危険個所を示すカラー舗装は必要なのか?