自然 歴史

岩手・遠野の風力発電、デンデラ野、たかむろ水光園 その2(完)

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みなさん、こんばんは。

今日も初雪の便りが届いていない。今週には初雪を観測する気がするのは僕だけ?北海道の週間天気予報を見ると最低気温が氷点下で天気は雨という予報。ただ、雪が降る可能性もあるとのこと。

今冬はエルニーニョ現象の影響で暖冬傾向との予想が出ているが、必ずしも暖かい訳ではない。数年前にもエルニーニョ現象が発生した時に、首都圏で雪が降り積もり大騒ぎになったことがあった。首都圏の交通機関の脆弱性を露わにした出来事だったはず・・・。

今週は気温が徐々に下がっていく予想なので体調管理を徹底して風邪をひかないように。インフルエンザにもご注意を。

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さて・・・

前回は、今年の夏に訪れた岩手県遠野市の風力発電の風車について紹介した。今回はそのあとに訪れたデンデラ野とたかむろ水光園を紹介する。

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風力発電の風車を後にして下山。遠野市にはデンデラ野と言われるところがある。今回の場所は遠野市土淵町山口のデンデラ野である。この時はその場所までは行かなかったが、デンデラ野のすぐ近くを通る道路を通った時の山口川という川に架かる橋にある絵。子が親を背負っている絵。

明治の初め頃まで、この地域では60歳になるとデンデラ野に捨てられていた。言葉が悪いかもしれないが実際に行われていた事である。捨てられた老人たちはここで共同の生活を始め死を待っていたそうだ。

日中は里に下りて畑仕事を手伝い、少しの食料を与えてもらう。畑仕事が終わればデンデラ野に戻ってくる。この辺では今でも、朝に出掛けることを「ハカダチ」、夕方に帰ってくることを「ハカアガリ」というそうだ。デンデラ野=墓(ハカ)である。当時は帰る場所がデンデラ野だったためこのような呼び方ができた。それが今でも言葉だけが残っている。

この話については柳田国男の「遠野物語」にも記されている。

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↑実際に持っているが、マンガで遠野物語を理解できるのでオススメ。

デンデラ野を後にして、昼ご飯をたかむろ水光園で食べた。遠野らしいものを食べればよかったのかもしれないが、熱々の味噌ラーメンを注文。

ここには温泉?銭湯?があるのだろうか、お風呂に入れるそうだ。お風呂へ続く廊下にこんな写真があった。検診車?だろうか。新幹線のEast iは知っているし見たこともあるが、在来線にもあることを初めて知った。JR釜石線を検診したのだろう。今も時々走っているのか?

おもしろいものを発見。遠野市水道総合整備計画図だ。こういうものに興味がある僕からしたら楽しくてしょうがない。宮守村との合併前の旧遠野市内の水道管、浄水・配水施設などが記されていた。念のため断りを入れておくが、凡例にある「部落名」や「給水部落」について、こちらの地域では「集落」というものを「部落」と呼ぶことが多い。部落差別とは全く関係ない。

遠野市東部の様子。小友や綾織などの集落。

遠野市北部の様子。早池峰神社がある大出や附馬牛中心部の集落。

遠野市中心部の様子。遠野町や青笹町などの集落。

遠野市西部の様子。JR釜石線の駅がある足ヶ瀬や前半に紹介したデンデラ野がある山口などの集落。

これを見て思った事。「高室浄水場があるけどここはもしかして?」と思ったら、駐車場のすぐ近くに浄水場らしき施設があった。たかむろ水光園は「水」が関係する施設?思い出してみると、廊下に水槽がたくさんあって魚が泳いでいたような・・・。水がきれいな地域なのだろう。

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小友集落に産直の「ともちゃん」があるが、よく鮎の炭火焼きを販売している。鮎はきれいな水を好む魚だったと記憶している。

確かに遠野は川が比較的きれいだと思う。附馬牛から馬越峠を越えて達曽部方面に向かうと達曽部川が流れているが、見るたびに「きれいな川だなぁ。子どもの頃にこういうきれいな川で遊びたかったなぁ」と思っている。

今回はデンデラ野、たかむろ水光園を紹介した。たかむろ水光園についてはまだ見ていないところもあるため中途半端になってしまった。今回は行かなかったが、たかむろ水光園は庭?がメインなのか、入場料を払えば庭を見学できるようになっていたような?詳しくは分からないので、近いうちにまた訪れてみたい。

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