東京五輪の開幕まで、明日でちょうど1年となる。いわゆる「復興五輪」と位置付けられている今回のオリンピック。歓迎する声がある一方で、疑問を抱いている人も少なくない。
東日本大震災からの復興と関連付けて誘致を行い、開催が決定した東京五輪。被災者に話を聞くとオリンピックなんて必要ないとの声も聞こえる。
復興よりオリンピックのほうが優先されていて、被災地では資材の高騰や人手不足が起きている。これで「復興五輪」と言えるのか。僕は疑問である。
そんな中、東京都内では明日24日(水)と26日(金)に、五輪期間中を想定した交通規制のテストを行う。
大会期間中は、関係者を円滑に輸送するために、都心へ流入する交通量を減らす必要があるらしい。今回の2日間のテストは、本番を想定して終日実施される。規制内容などは次の通り。
●高速道路
・入口終日閉鎖(4ヶ所)
首都高4号新宿線 外苑入口(上下)、首都高10号晴海線 晴海入口(下り)、S5首都高埼玉大宮線 新都心入口(上り)
・都心方向への料金所開放レーン数を終日削減(11ヶ所)
首都高の一部料金所、東名高速道路の東京料金所、常磐道の三郷料金所など
・交通状況に応じて段階的に入口閉鎖(50ヶ所)
中央道の八王子IC(上り)、首都高の入口(49ヶ所)
状況に応じて入口閉鎖箇所の追加や車線規制、区間通行止め、JCT方向別規制の可能性あり。
●一般道路
環状七号線(環七通り)から都心方向に流入する車の通行制限を行う。具体的には、環状七号線上の交差点120ヶ所で、都心方向への青信号の点灯時間を通常より最大で10%短縮する(午前5時~正午)。
詳しくはこちらをどうぞ。
今回のテストは、交通規制だけではなく全体的な車両の数を減らすために企業に勤務体制や物流の見直しを呼びかけたとのこと。
ただ・・・
今回は2日間だけであって大会が行われている訳でもない。本番は期間が長いから、その間、企業はどうするのか、物流はどうなるのか。課題はまだまだたくさんある。この2日間の試験規制で、どのくらいの課題が出てくるのか。
首都圏の交通は日常でも渋滞しているかな・・・。東京でオリンピックを開催すること自体が間違っている気が・・・。あくまで僕の意見です。