実体験 災害

【難題】住民を避難させるのは至難の業

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今日の午後、8月以来の散髪に行ってきた。スッキリし過ぎて頭が寒い(笑)。次回の散髪は3月頃になるだろう・・・。

 

今日行ってきた美容室。今回で8回目となった。美容師は女性で初めての人だった。

就活の話題から台風19号の話になった。というのも、僕が土木を勉強していると言ったら、住宅の浸水や道路の冠水について話してきたため、今ある知識で答えた。

【台風19号】仙台・多賀城・利府 大規模冠水 その1

今日の美容師の女性(30歳前後)は、先月の台風19号で家(アパート?)の前の道路が膝くらいの高さまで冠水したとのこと。ただ、避難はしなかったみたい。

土木を勉強しているから分かるが、今の排水能力は最近の大雨では対応できない。そもそも、川の近くに住むのは自殺行為だと思ったほうがいい。

僕「あ~避難はしなかったんですね。でも、命かモノかで考えたら命ですからね。危険だと思ったら避難はしたほうがいいですよ。」

女性美容師「そうですよね。でも、家も心配だからなかなか避難はしませでしたね。」

僕「う~ん。確かに家も心配ですけど、命が一番ですから。避難は大切です。」

女性美容師「家の中に水が入ってきたら困るから、とりあえず物を上に移動していました。」

僕「あ~それも大切ですね(避難はしたくないんだな)。」

その後も、所々で「避難は大切ですよ。家の周りが冠水しやすい場所だったら避難したほうがいいですよ。」と言ってきた。この呼び掛けでどのくらい効果があったかは分からない。

市内は震災以降、地盤が沈下したため、大雨が降るとあちこちで浸水・冠水の被害が発生する。

市では遊水地や調節地、排水ポンプをつくって対策はしている。今日の女性美容師は、市が行っている水害対策を知らなかった。

僕は学校で学んでいるから、調べているうちに市の水害対策について理解しているが、一般の人はそんなことは少しも分かっていない。

住んでいる街がどのくらい危険なのか分からない人が、雨が降ったからといって避難しようとは思わないだろう。

別に今日の女性美容師を悪く言っている訳ではない。ただ、もう少し、命を守る行動や避難について考えて欲しいなと思った。

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