節分と言えば豆まき。
僕も子どもの頃は家で豆まきをしていて、各部屋に数粒まいていた。
玄関前にもまいていたが、翌朝の新聞配達の人に踏まれているがいつものパターン(笑)。
今年の節分は、今日2月2日である。
「あれ?節分って2月3日じゃないの?」と思っている人が多いと思う。
という事で、今日は節分について説明しよう。
目次
1 そもそも節分とは?
節分は2月3日に固定されている訳ではない。
なぜ、今年は2月2日が節分なのか。適当に決めている訳ではなく、きちんと理由がある。
そもそも「節分」とは、「季節を分ける」という意味の「雑節(ざっせつ)」であり、本来はそれぞれの季節の始まりである立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す。
今でいう「節分は」、立春の前日だけが残ったものとされている。
つまり、立春が決まれば節分はその前日として定まる。
2 2月2日が節分の理由
節分がずれるのは、地球の公転周期が関係している。
1年=365日と思っている人が多いが、地球が太陽を回る運動こそが真の1年である。
地球が太陽を1周する時間は、暦の1年ではなく約365.2422日(=365日+6時間弱)とのこと。
この「6時間弱」という中途半端な時間のために、春分の日の基準となる「春分点の通過時刻」は年々遅くなっている。ちなみに「立春」は春分点から315度の点と決めている。
4年経つとその累計がほぼ1日になるため、4年に1度うるう年を作ってずれを調整。
この流れによって、しばらくは2月4日におさまっていた立春が、今年は2月3日に移ったため、その前日である節分も連動して2月2日に移った。
過去には2月4日が節分だった年もあったらしい。
3 この先の節分の日はどうなる?
節分が2月3日ではなくなるのは、1984年(昭和59年)2月4日以来37年ぶり。
2月2日になるのは、1897年(明治30年)2月2日以来124年ぶりである。
今年の立春の時刻は2月3日23時59分。
来年2022年(令和4年)の立春は、また2月4日となるため、例年通り2月3日が節分となる。
この先は、2021年から4年ごとに2月2日が節分となる。そして、2057年と2058年は続けて2月2日が節分となる。
4 最後に
去年まではこの時期だと実家に帰省していたため、毎年恒例という事で適当に豆をまいていた。
今年は卒業研究の発表会がが控えているため、豆まきをすることができない。
滅多にない2月2日の節分で豆まきが出来ないのは寂しいが、2025年2月2日の節分では豆まきをしたい。