今月13日の夜に発生した、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震で、一時、那須塩原(栃木)ー盛岡の上下線で運転を見合わせた東北新幹線。
16日に一ノ関(岩手)ー盛岡の上下線で運転を再開。
地震発生から9日が経った一昨日の始発から、仙台ー一ノ関(岩手)の上下線で運転を再開。
そして、地震から11日が経った今日、那須塩原(栃木)ー仙台の上下線で運転を再開した。
JR東日本は地震発生の翌日に、「全線運転再開までには10日前後かかる見込み」と発表。
架線を支えている電柱が折れたり、高架橋が損傷しているのが確認されるなど、大きな被害を受けた東北新幹線。
東北新幹線が運転を見合わせている間、東北と東京を結ぶ臨時の特急・快速列車を走らせたり、高速バスの運行本数を増強して、利用者の移動手段を確保。
また、東北各地の空港と羽田空港を結ぶ臨時便が出るなど、10年前の東日本大震災の時と同じような対応が取られた。
1ヶ月程度は速度を落として運転するため、東京ー仙台・盛岡などの所要時間が1時間程度長くなるほか、通常の8割程度の運行本数となるため臨時ダイヤで運転する。
明日から国公立大学の二次試験が始まる。受験生は安心していることだろう。
試験前に全線での運転再開を目指していたJR東日本の努力に頭が上がらない。
運転見合わせの間も、臨時の特急列車を走らせるなど、対応が非常に良かったJR東日本。
早く通常ダイヤに戻ることを祈っている。