2011年3月11日に発生した東日本大震災から今日で9年が経った。
死者は1万5899人に上り、今も2529人が行方不明となっている。岩手・宮城・福島の3県では、およそ3600人の警察官が遺体の捜索活動を続けている。
僕は今日、クロスバイクで仙台市の荒浜地区と名取市の閖上地区に行ってきた。
仙台市の旧荒浜小学校。
新型コロナウイルスの影響で、今月末まで校舎内に立ち入ることは出来ない。外から見学した。
旧荒浜小学校から海のほうに向かうと、多くの人が堤防の上から海を見つめていた。
名取市閖上地区にある「名取市東日本大震災慰霊碑」に到着。たくさんの人が手を合わせていた。
その後、さらに海のほうを目指して海沿いの堤防に向かった。
砂浜に座って海を見つめる人。
遺影を持って泣いている女性。
海に向かって「じぃじー!」と叫んでいる子ども。
自然と涙が流れてきた。
そして・・・。午後2時46分。サイレンが鳴り響いた。
僕の隣にいた人は自衛隊の人かな?制服を着ていて帽子を胸にあてていた。
名取市東日本大震災慰霊碑に戻ってきた15時前。
突如、雨が降ってきてあっという間に全身がびしょ濡れになってしまった。
今日は風がとても強く、寒い・・・と思っていたら綺麗な虹が出ていた。
あの日から9年。被災地は静かな祈りに包まれている。